Twitter(X)を企業の広報活動の一環で利用している企業はとても多く存在します。
今回はTwitter(X)を企業の広報活動に利用したいけどいまいちよくわからない人のためにTwitter(X)がよく利用されている理由や根拠、Twitter(X)の投稿に関するコツを説明したいと思います。
Twitter(X)のアクティブユーザーについて
まず、Twitter(X)の特筆すべき点としてはアクティブユーザー数の多さにあります。
Twitter(X)に月に1度以上ログインしているアカウントは4000万人以上と言われており、1人あたり1日にアプリを立ち上げる平均回数は5回以上。屈指のアクティブユーザー数を誇っています。
アクティブユーザー数が減少しているとされるFacebookと違い、Twitter(X)は日本で長年高い稼働率を維持し続けています。これほどまでに国民的なSNSを企業活動に利用しない手はないでしょう。
InstagramユーザーとTwitter(X)ユーザーの傾向について
Twitter(X)とInstagramのユーザーにはいくつか類似点があります。
1つはそれぞれのSNSを利用するユーザーがSNS上でフォローする相手は興味を持っている内容や趣味が同じ人である傾向が強い、という部分にあります。
また、Twitter(X)やInstagram両方の傾向としてこれらのSNSを検索エンジンとして利用する人が多く存在します。例えば今まではお店の評判を調べようとするときはレビューサイトを確認したりお店のHPを確認するのが主だったのが最近はSNS上でお店の名前を検索してお店の情報を調べようとする人が増えています。
これはなにか感想を書く際にSNS上には率直な意見が投稿されることが多いからです。今流行りのお店についてだったり映画の感想だったり現地の雰囲気がわかる写真だったり、これらを調べたいときにはレビューサイトではなくSNSが重視される時代になってきています。
InstagramにはできないTwitter(X)の活用方法
InstagramとTwitter(X)ではユーザーの利用傾向が近いことがわかったと思うのですが、それではInstagramでは難しくてTwitter(X)ならできることはなんでしょうか?
Instagramの特徴として「画像メインの投稿」という部分があります。Twitter(X)には「テキストがメインで画像も一緒に投稿できる」という特徴があります。これはテキストをメインに使って様々な説明や告知を記載し、補足として画像も使えるということです。
(もちろんInstagramもテキストを多く使えるのですが、Instagramの性質上、ユーザーが最も注目するのは画像のほうになってしまいます)
そのため、長めの文章に画像を交えて投稿しやすいTwitter(X)のほうが企業の広報活動としてはより適しています。
具体的には以下のような利用の仕方があります。
- 商品の説明
- 社内の活動に関する情報や業界に関する情報の提供
- 自社が参加している展示会やイベントに関するレポ
- 担当者のちょっとしたつぶやき
Twitter(X)の投稿のコツ
Twitter(X)の有用性はわかっていてもイマイチTwitter(X)を活かしきれていない場合のためにいくつかの投稿に関するコツを説明します。
アカウント名を利用して宣伝
例えば、普段「株式会社AAA」というアカウント名だったとしたら、なにか宣伝したい内容があるときはアカウント名を「株式会社AAA【ポイント還元セール実地中!】」というように、普段のアカウント名の後ろに宣伝したい内容を記載しておきましょう。
これを忘れずにしておくだけで、なにかツイートするだけで宣伝したい内容がその都度フォロワーのTLに表示されることになります。
投票機能を使って目に止めてもらう
投票機能を使ってツイートするとRTやいいね数よりもはるかに多くの投票が入ることは知っていますか?
投票機能を使ったことがある人はご存知かもしれませんが、例えば投票機能を使ったツイートのRT数が30ぐらいであっても2000以上の回答数が得られた、なんてことがよくあります。おそらくこれは質問が表示されているとついつい回答したくなる人間の心理があるのでしょう。
つまり「投票機能を使ったツイートをすれば普段よりも多くの反応をもらいやすい」ということです。
これを利用して、ツイートの中に宣伝を入れたりキャンペーンの際にアカウント名に宣伝内容なども入れておけば拡散度や反応度が上がりキャンペーンの告知をしやすいです。
画像を目立たせたい場合は文章を短めに
画像を目立たせたい場合は、長文を使うのは控えましょう。
あまり文章が長いと文章を読むだけで満足してしまい画像まで見てもらえないケースが発生してしまいます。
画像をメインで見てほしい場合は「短文+画像」という構成にとどめておきましょう。
Twitter(X)の動画のススメ
Twitter(X)を利用していて動画が投稿されているとついつい見てしまう人は多いのではないでしょうか?
動画ツイートを載せたことがある人はご存知かもしれませんが、実は通常のツイートと比較すると動画を載せたツイートは反応がもらいやすいです。
最初は音無しの動画でもいいので(そもそも電車の中などでTwitter(X)を見ている人が多いのでミュート状態で動画を見ている人は多い)一度は試しに企業の広報に関するツイートを動画で投稿してみるのはいかがでしょうか?
いつもより多くの反応がもらえるはずです。
Twitter(X)とInstagramにおけるハッシュタグの扱い
Twitter(X)とInstagramではハッシュタグの扱いが大きく違います。
・Twitter(X)
→投稿内容のカテゴリー的な役割
→ハッシュタグの数は1個から3個くらいが基本
・Instagram
→画像自体の説明をする役割(Twitterにおけるテキスト的な役割)
→ハッシュタグの数は10個前後の投稿も多い
Twitter(X)でハッシュタグを使用する場合、あまり多くのハッシュタグを書いてしまうと見ている人たちが違和感を覚えてしまうため、ハッシュタグの数は少数に抑えましょう。
また、ツイートにURLを記載してリンク先に飛んでほしい場合はハッシュタグの使用は控えたほうがいいでしょう。URLとハッシュタグは同じような表示のされ方をしてしまうためユーザーの目線が散らばってしまう恐れがあります。
ツイートに関する鉄則
- 絵文字でアクセントをつけるのは効果的
- 改行も効果があるがやりすぎは厳禁
- ツイートは1日1回は投稿したほうが良い
フォロワーの増やし方について
なにを投稿するにしてもやはりフォロワーがいないと反応はなかなか増えないものです。特に企業系のアカウントですとフォロワー数が少ないのは死活問題です。
では、どのようにフォロワーを増やしていくべきでしょうか。
自社のアカウントの属性、ジャンルに興味がありそうな人たちを片っ端からフォローしていく
例えば美容商材系のアカウントであれば美容系に興味のありそうなアカウントをフォローしていってください。
フォローを返してもらえない場合が多いと思いますが、フォローを返してくれる層は何割かは存在するはずです。
名刺にTwitter(X)アカウントを記載してアピール
企業のTwitter(X)アカウントが存在する場合でも名刺に記載していない企業が多いのですが、フォロワーを増やしたい場合は名刺に記載して積極的にフォローしてもらえるようにアピールしましょう。
名刺というのは無条件で受け取ってもらえる小さな広告のようなものです。Twitter(X)アカウントだけに限らず会社として宣伝したいことがあれば名刺にどんどん記載するようにしたほうがよいでしょう。
※メールの署名欄に書いておくというのもアリです。
流行の話題に乗っかる
Twitter(X)というのは常になにかの話題で賑わっています。そのため、会社イメージとの相談になってきますが流行っている話題に乗っかるというのは手法としてアリだと思います。
話題に乗っかっておくと話題になっているツイートを検索した多くのユーザーたちの目に映る可能性が高まります。
まとめ
以上、企業におけるTwitter(X)の活用講座はいかがでしたでしょうか?
TwitterはXになってから少し微妙になっている部分は否定できませんが、それでも日本において非常に有用なSNSであることは変わりません。なるべく活用しながら企業のマーケティングに役立てたいものです。