SWOT分析は「自社の”強みや弱み”を洗い出し、さらに外的要因も組み合わせて環境分析を行ない自社の課題を見つける」ための市場分析を目的としたフレームワークです。
SWOTの意味
SWOT分析の「SWOT」の意味は以下です。
S:強み(strong)「いかに強みを活かすのか?」
W:弱み(weakness)「いかに弱みを克服するのか?」
O:機会(opportunity)「いかに機会を活用するのか?」
T:脅威(threat)「いかに脅威を克服するのか?」
※SとWは「内的要因」
※OとTは「外的要因」
S(strong):自社の強み
・会社の強みはなんなのか?
・他社と比較して優れているところはどこか
W(weakness):弱み
・会社の弱みはなんなのか?
・現時点で克服できていない弱点はなにか
・他社と比較して弱い部分はどこか
O(opportunity):機会
・自社が利用できそうな機会(チャンス)はあるか
・自社でも乗っかれそうな最近のトレンドはないか
T(threat):脅威
・自社を脅かしそうな脅威はあるのかどうか
・市場を脅かしそうな新しいトレンドはないか
・勢いのある新規参入してきた会社はないか
外的要因を探る際のポイント
さて、実際にSWOTについて洗い出そうとすると内的要因である自社の強みや弱みはスムーズに書き出せても、外的要因であるO(機会)とT(脅威)はなかなか書けないと思います。
なので外的要因を洗い出す際にチェックしておきたいポイントをいくつか記載しておきます。
- 競合会社が新しい商品やサービスをリリースする予定はないか
- 競合会社がWebサイトやECサイトのリニューアルしていないか
- 競合会社の中で目立ったSNSマーケティングをしている会社はいないか
- 競合会社の中で動画コンテンツに注力し始めた会社はいないか
- 競合会社の中で広告展開に力を入れ始めた会社はいないか
- 競合会社がどこかの会社と新たに提携を結んでいないかどうか
- 業界に新しいトレンドは生まれていないか
- 業界に海外発の新しいサービスがやってきていないか
これらを1つ1つチェックしていけば外的要因はある程度網羅することが可能なはずです。
最後に
以上の内容を一度洗い出してまとめてみましょう。
そうすることで自社の強みや弱み、また会社を取り巻いている状況を把握しやすくなるはずです。
ただし、あくまでSWOT分析だけでは「自社を取り巻く状況が理解しやすくなる」だけなので、SWOT分析をするだけでなくSTP分析やクロスSWOT分析に繋げることが重要です。