コンテンツマーケティングという言葉はご存知でしょうか?
「コンテンツマーケティング」とはお客様への信頼を得るために有益な情報を発信し続けたり、上質なコンテンツを増やすことによりWebサイト・ECサイトの価値を上げて検索順位をより上位にあげるための施策を指します。
なぜコンテンツマーケティングが必要なのか?
コンテンツマーケティングという考え方が広まるまでは商品やサービスをターゲット層にアピールするにはWeb広告を打つという考え方しかありませんでした。
たしかに今日にでも商品を購入をしようと思っているお客様にはそれでいいのですが、まだ具体的な購入を考えていない情報収集中のお客様に対してはWeb広告から自社のサイトに来てもらっても商品を確認するだけして離脱されてしまい広告の無駄打ちになってしまう恐れがあります。
コンテンツマーケティングはそんな弱点をカバーする手法としても注目をされてきました。
商品を購入しようとするお客様には3つの階層があります。
「1の層」が先程説明した「今すぐに購入を考えている層」になります。
今すぐにでも購入したい商品が広告で表示がされるので「1の層」には広告は非常に有効なのですが、「2の層」や「3の層」には広告はあまり有効ではありません。そこでコンテンツマーケティングで有益な情報やつい読みたくなるようなコンテンツを増やし「2の層」「3の層」を捕まえていきます。
コンテンツマーケティングの具体的な効果
また、コンテンツマーケティングは具体的には以下のような効果を発揮します。
1,将来的に購入を考えている商品(サービス)を調べているお客様がコンテンツに触れることにより自社の商品(サービス)が検討候補にあがる
2,お客様が調べていた情報に対し正確な回答を用意しておくことにより、情報収集の段階からお客様の信頼を得ることができる
3,普段から自社のWebサイトやECサイトを利用しているお客様に対し、目を引くコンテンツを用意し新たに検討候補に入れてもらう
4,上質なコンテンツが増えることにより検索順位が上がり集客につながる(自然検索からの流入数アップ)
5,商品やサービスの背景を説明することにより購入の後押しをする(コンバージョン率のアップ)
※もちろん、今すぐに購入を考えている「1の層」にもコンテンツマーケティングは非常に有効です。なぜなら購入を考えている商品に関連するコンテンツなどが豊富にあるわけなのでそれらのコンテンツはお客様の背中をとても強く後押しするでしょう。
そのため、コンテンツマーケティングはWebの3大要素である「集客・接客・追客」のうち「集客」と「接客」にとても強い効果を発揮します。
コンテンツマーケティングは弱点のない施策なのか?
今のところいいことしか書いてないですがコンテンツマーケティングには弱点があります。
1,コンテンツを増やしていっても検索順位に影響が出るまでに非常に時間がかかる(3ヶ月から半年)
2,コンテンツを作成し続けるためには多くの時間とエネルギーが必要(膨大な時間と人件費)
3,動画コンテンツの重要度は年々増していっており専門的な技術や知識がないと魅力的な動画コンテンツを用意するのが難しい
などの弱点も多くあります。
「自社でコンテンツを増やしていけば今後広告費を少なくすることができる!」と安直に考えていると間違いなくコンテンツマーケティングはうまくいきません。
コンテンツの制作を外注するにしてもコンテンツマーケティングは質も大事ですが「コンテンツの数」と「継続性」も非常に重要なため、それらすべてを外注しているととてつもない費用になります。
最初は外注に頼るにしても徐々に自社にもノウハウを貯めていき将来的には自社のスタッフでコンテンツを回せるようにしていかなければいけません。
期待された成果を出すには膨大な「時間」「お金」「知識や経験」が必要になることを忘れないでください。