メルマガの考察:いつ・どんなタイミングでメールを配信すべきか?

メールマーケティング

メルマガの開封率はどのくらいかご存知でしょうか?
一般的に20%前後とされており、更にクリック率はその1/10の2%から3%とされています。思っているよりも読まれていないメルマガですが、そんな中でなるべく読まれるように工夫したいと誰もが考えているはずです。今回の記事ではメルマガを「いつ送るべきなのか?」について、主にBtoBをメインに考察をしたいと思います。

もっともメルマガの開封率が高い曜日は?

オンラインマーケティングの世界的企業であるGetResponse社によるともっとも開封率の高い曜日は「火曜日」とされています。

月曜日:18.2%
火曜日:19.9%
水曜日:19.0%
木曜日:18.9%
金曜日:19.6%
土曜日:16.9%
日曜日:17.1%

データを見る限り、土日の開封率は低く平日が全体的に高くなっています。
週頭である月曜日は忙しいためか開封率は低くなっており、休み前にメールをチェックしておきたいであろう金曜日は高めのデータが出ています。

それでは開封率ではなくクリック率はどうなっているでしょうか?

月曜日:4.17%
火曜日:4.55%
水曜日:4.53%
木曜日:4.66%
金曜日:4.90%
土曜日:4.35%
日曜日:4.45%

意外にも平日でありながら月曜日がもっとも低いクリック率となっています。金曜日が唯一クリック率の高い日となっており、他は差はあれどそこまで大きな差にはなっていない印象です。
開封率は1%、2%と差が出ていますが、それに対してクリック率は0.1%台の差となっているので数値としては小さな差になっています。

これら2つのことを総合的に考えるとメルマガの配信日は火曜日もしくは金曜日が有効的だと言えます。

もっともメルマガが読まれる時間帯は?

BtoB(ビジネスマン)を想定した場合、有名な話として「8時台」「13時台」「16時台」がもっとも読まれやすいとされています。
これは朝の出勤時間を利用した暇つぶしや出社後のメールチェック、お昼休み後と帰宅前のメールチェックが理由とされていますが、逆に夜の遅い時間はプライベートな時間帯に入ってしまうためあまり読まれないとされています。

また、覚えておくべき事柄として長時間前に配信されたメールは読まれないという傾向があります。3時間より前に届いたメールは読み飛ばされてしまう傾向にあり配信時間が1時間経つごとに開封率はどんどん落ちていくというデータもあるくらいです。

そのため、8時台や13時台、16時台にメールを読んでほしい場合は、それらの1時間前くらいにメールを送信することを検討すべきといえます。

メールを送るべきタイミングの結論

では、単純に「8時台」「13時台」「16時台」の3時間軸でメールを配信するべきなのでしょうか?私としてはそう一概には言えないことだと考えています。
単純にメールを読んでほしいだけなら問題ありませんが、メールを読んでもらった上でユーザーになにか特定の行動をしてほしい場合(コンバージョンが存在する場合)は明確に適していない時間帯である「8時台」の存在です。

例えばメールを読んでからユーザーに「サービスの申込みをしてほしい場合」や「セミナーに申し込んでほしい場合」などを想定すると朝の8時台は非常に厄介な時間帯です。
ビジネスマンの出社後は非常に忙しい時間帯でメールチェックやタスクの整理、会社によっては朝礼などもありそうです。たしかに8時台は出勤中や朝のメールチェックでメール自体に目を通すかもしれませんが、メールを読んだ後になにか行動を起こしてほしい場合それをする時間があるとも思えません。

一度読んだメールも朝の忙しさに流されてしまい記憶の彼方となりそうです。

これらのことを考慮すると朝の早い時間帯は避けて、メールの配信は13時台をターゲットに11時頃から13時頃に送るのがベストと考えることができそうです。

次善の策としては14時台から16時台です。16時台までならそれほど遅い時間とは言えないですしメールを読んでから行動に移してもらえる猶予があると思われます。
ただし、夕方頃からビジネスマンは明日の準備やその日の締めのタスクに移っていく傾向にあるので過信はしすぎないほうがよいでしょう。

最後に

今回の記事では私の考えをお伝えしましたが、マーケティング会社などが提供している一般的なデータをもとに考察をしています。
私の体感からもある程度は確証を持った考察ではありますが、業界やターゲット層によっては大きく数値が外れることもあると想定できますので(実際に月曜日が最もメールが読まれるという事例も存在します)、大切なのは自身でデータを収集し検証し考察することが重要です。

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