コンテンツマーケティングを始める際にどのような種類のコンテンツを用意すればいいかわからない人も多いのではないでしょうか?今回はどのようなコンテンツが有効的なのか、また、コンテンツマーケティングでどのような悩みが解決できるのかを説明します。
効果の出やすいコンテンツについて
知識系の記事
知識系の記事は鉄板です。
自社の商品や業界に関する知識系の記事は自社がターゲットとしているユーザーがもっとも必要としている情報の1つです。
お客様は商品の購入やサービスの導入までにたくさんのサイトから様々な情報を収集しています。
お客様が必要としている情報を積極的に提供することによりお客様との信頼関係を築いてコンバージョンへと繋げましょう。
また、大量のコンテンツを用意しなければいけない、という目線から考えても自社の商品や業界に関係する知識は充分にあるはずです。
そのため”コンテンツ量が大事”であるコンテンツマーケティングを始めるにあたってネタ切れしにくい自社に関係ある業界や商品の知識系記事を書いていくというのは合理的と言えます。
導入事例
過去の事例からいうと導入事例こそ最強のコンテンツといえます。
なぜならお客様は「この商品やサービスを導入したらどのような効果があるのか?」というのを一番知りたがっているからです。
そのため、以下のようなコンテンツを用意するのがよいでしょう。
・BtoBであるなら「導入企業様へのインタビュー記事」
・BtoCであれば「お客様の声」
「実際に導入してこのような効果がありました」という情報を得ることによりお客様の購入意欲や検討フェーズは間違いなく進みます。
スタッフコンテンツ
コンテンツマーケティングは自社のファンを作ることにも適しています。
知識系の記事や導入事例はとても有効なコンテンツですが、自社への親近感を抱いてもらうためにもう少し距離感の近いスタッフコラムなどのコンテンツを活用しましょう。
まずは社内で広報担当者を任命・設定し偽名や似顔絵イラストのアイコンでもいいので1人の「キャラクター」を登場させるのがオススメです。
そのキャラクターを介して自社に関する情報や自社の製品・サービスを紹介することにより身近に感じてもらうことが可能です。
セミナー系コンテンツ
過去開催したセミナーの情報はドンドンWEBで公開していきましょう。過去のセミナー情報を公開することにより会社の専門性を評価してもらいやすくなります。
また、テキストや画像だけでなく動画での公開も積極的に行ないましょう。
動画のほうがよりわかりやすくセミナーの内容を理解してもらえますし、動画コンテンツを用意をすることによりコンテンツの幅も広がります。
また、今後も間違いなく「動画コンテンツ」の重要度は高いです。
ただ、動画コンテンツを用意するには動画撮影の技術や動画編集の技術が必要になってきますので、他のコンテンツを用意するよりも格段に時間がかかってしまいます。
しかし、セミナー動画であれば撮影技術や編集技術はそれほど必要ないため動画コンテンツを始めるにあたってハードルの低い内容と言えます。
コンテンツマーケティングで解決できる悩みについて
広告費の負担を減らしたい
商品やサービスの認知度拡大、集客のために広告を回し続けていると当然ながら広告費用はどんどん増えていきます。特に近年ではリスティング広告の費用は過度な競争により増加の一途をたどっています。薄利多売の商材は非常に厳しい時代になっています。
そのため、そのような悩みを抱えている企業にとって広告費用をかけずに集客できるコンテンツマーケティングは大きな可能性を秘めています。
ただし、広告での集客を完全にやめてコンテンツマーケティングだけの集客に頼るのではなく、広告とコンテンツマーケティングの2本立てで集客計画をたてるのがよいでしょう。
コンバージョン率を上げたい
サイトへのアクセスが多いもののなかなかコンバージョンにつながらないことを悩んでいる企業は思いのほか多いです。よくある理由としては「商品ページやサービスページの内容が薄くお客様が購入や導入まで踏み切ってくれない」というものです。
コンテンツマーケティングによるコンテンツは「集客」の他に「接客」の部分もフォローをしてくれます。
商品やサービスに関する情報を詳しく提供することによりお客様の商品への理解は高まり購入への後押しとなります。また、商品やサービスに関連する”業界”についての情報もコンテンツマーケティングによって詳しく提供することにより、その業界の専門家としてお客様からの信頼度も上がりより強く購入の後押しをするでしょう。
企業ブランドや製品ブランドを高めたい
企業ブランドや製品ブランドが低い場合、売上や企業からの相談もなかなか増えません。
では、どのようにブランドを高めていくかというと、やはりWeb上での展開は必須となってきます。
自社のもつ商品やサービスはどのような課題を解決するのか?というポイントを明確にしてコンテンツを作り込む必要があります。
それにより、課題解決のためにWebで検索をしている人たちにコンテンツがヒットし認知度の拡大が期待できます。
また、それにともない自社のソリューションブランド(この会社はどういう悩みを解決してくれる会社なのか?というブランド力)も高めることが可能です。
WEBサイト上での展開だけなくSNSを利用した展開も効果があります。
過去の事例で「Twitter(X)でアカウントのフォローと目玉商品のツイートをRTした人の中から無料で商品を提供する」というキャンペーンを行なったことがあるのですが、フォロワー数の増加にともなう認知度の拡大に非常に効果がありました。
ベタな施策ではあるもののTwitter(X)を利用したRTキャンペーンはいまだに大きな効果があります。
自社製品に付加価値をつけたい
端的にいうと「薄利多売はしんどい」ということです。
どの企業も「自社の製品にもっと付加価値を与えて利益率を上げられたら…」と考えています。
では、どのように付加価値を与えればいいのでしょうか?
Webコンテンツ上での有効な手法としては以下のようなものがあります。
- 企業としての専門性をアピールする
- 製品に関する背景シナリオをアピールする
- 調査結果にもとづく他社との優位性を客観的な事実を交えてアピールする
- 著名人に推薦をしてもらうコンテンツを用意
これらのコンテンツをしっかりと作り込むことによって他製品との優位性を強くアピールできます。
これらのコンテンツが魅力的であればあるほど製品に付加価値を与えることが可能です。
最後に
コンテンツマーケティングは自社の悩みや課題を解決できる大きな可能性があります。
コンテンツマーケティングの成功には多くの時間と労力が必要となりますが、うまく実地できたときのリターンは非常に大きいです。積極的にコンテンツマーケティングにチャンレンジすべきでしょう。
【まとめ】
・自社の商品、サービスや業界の知識、ノウハウは会社に多く眠っているので知識系の記事はコンテンツマーケティングを始めるにあたってハードルが低い
・導入事例は最強のコンテンツである
・スタッフコンテンツを始める際にはコンテンツ用のキャラクターを用意する
・セミナーコンテンツは動画での公開と相性が良い