ECサイト制作ディレクターのヒゲオです!
今回はEC−CUBEに実装しておくとマーケティングに活用できる”アンケート機能”について事例紹介も兼ねて説明したいと思います。
アンケート機能をどのように利用するのか
上記の画面は弊社で開発したアンケート作成画面ですが、この画面のようにEC−CUBEの管理画面にアンケートを作成できる画面を用意してアンケートを作成できるようにしています。「お客様への質問」とその質問への「回答(選択肢)」を登録します。
登録したアンケートはDB上に保存され、商品登録の際に商品とアンケートの紐付けを行ないユーザーがその商品を買ったら後日自動でユーザーにアンケート回答の依頼メールが飛ぶようになっています。
また、商品ごとにそれぞれのアンケートを紐付けできるようにカスタマイズしておけば、各商品のアンケートデータを収集することができます。
もちろん、ただアンケートの依頼をしてもなかなか回答してもらえない場合もあるので、回答率を上げたい場合は回答してもらったユーザーに対し期間限定のポイントを付与してもいいかもしれません。
アンケートの集計について
アンケート回答の集計については集計データをCSVで吐き出せるようにしています。
また、EC−CUBEに標準で実装されている受注集計機能のようにグラフ表示とCSV吐き出しの両方を実装しておくとグラフを見ただけでだいたいの比率感がわかりますし詳細な分析はCSVデータで行なえるので便利です。
Web上でアンケート集計をする意味
Webでアンケート集計を行なうメリットはユーザーの回答に対する負担が小さいので回答してもらいやすいところです。例えばECの場合、アナログでアンケート調査を実施しようとすると商品の配送の際にアンケート用紙を同封しユーザーに回答を記入してもらって返送してもらう必要があるのですが、ユーザーにやってもらわないといけないことが多く非常に敷居が高いです。
逆に、Webでアンケート回答をしてもらう場合はスマホ上で簡単に完結するのでユーザーの労力はとても少ないです。しかもEC−CUBEにアンケート機能を実装すると「特定の商品を買った人に対して簡単にアンケート依頼できること」と「回答してもらったアンケートデータを会員データと紐付けしやすい」というメリットがあります。
※Twitter(X)などを利用すれば簡単にアンケート調査を行なうことができますが、その場合実際に購入していない人も回答できてしまうため、「商品購入者のみ」にアンケート調査を行ないたい場合などには不向きです。
そのため、EC−CUBE上でのアンケート調査は全体的な商品のアンケート調査だけでなく「このお客様はAという商品に対して満足しているor不満を持っている」という各ユーザーの詳細なアンケートの回答データを簡単にいつでも管理画面などから確認できるようになります。そうすることにより具体的にユーザー1人1人の顔が見えてくるはずです。
最後に
EC−CUBEのアンケート機能について、いかがでしたでしょうか?
アンケート機能をEC−CUBEへ実装すれば様々なコストが削減されアンケートの回答データの管理も簡単になるのでEC-CUBEを利用している人はこのような機能の導入を検討してみましょう。